2. 昭和な働き方

2-4. 昭和な働き方 - まとめ

昭和な働き方が確立されたのが高度経済成長期です。 年平均で10%もの成長を続け、1968年にはアメリカに次ぐ第2の経済大国となりました。 個人消費も投資もともに伸び、生活水準が大きく向上しました。 要因の1つが、人口が右肩上がりに増える人口ボーナスで…

2. 昭和な働き方

現在の日本企業の組織・制度は昭和の高度経済成長期に確立され、社会全体に浸透していった。 その日本的雇用慣行は現在も日本企業に大きな影響を与えています。 まずは高度成長期の特徴をとらえたうえで、市場成長以上に成長するという戦略のもと、どのよう…

2-1. 昭和な働き方 - 昭和の社会の前提 ~ 東洋の奇跡がもたらしたもの

<高度経済成長の特徴> 昭和な働き方が確立されたのが高度経済成長期です。 1955年~1973年までの間、日本経済は年平均で10%もの成長を続け、1968年にはアメリカに次ぐ第2の経済大国となりました。 統計局ホームページ/統計Today No.48 この経済成長により…

2-3. 昭和な働き方 ~ 高度経済成長期を支えた社会 ~ 終身雇用を支える家庭

企業と労働者のみが、高度経済成長期の日本型雇用慣行を支えたのではなく、家庭を含む社会や、政府も法制などによるその発展を支えました。 <家庭 ~ 専業主婦家庭> 終身雇用制度は、雇用を維持する代わりに家族への大きな負担を求めるものでもあります。 …

2-2. 昭和な働き方 - 日本的雇用慣行 ~ より多くのモノを計画通りに作り続ける

<企業戦略 ~ 市場成長以上の成長> 高度経済成長期の市場は需要が拡大する市場であり、作れば売れる時代でした。 静的な”競合優位の獲得・維持”することが企業戦略であり、すなわち、市場成長以上に成長することでした。 そのためのポイントは単純化すると …