06. イノベーション・アジリティ ~ イノベーションを起こさないリスクと起こすリスク

一時的な競争優位の連鎖的獲得のため、イノベーションが必要であるが、多くの企業でそのリスクを取れていない。イノベーションを起こさないリスクとはなにか、イノベーションを起こすリスクとはなにか。 本章ではそれらを紐解いていく。 企業存続 ~ イノベー…

05. 目指すべき働き方の全体像 ~予測できない未来に対するアジリティ

質の高いモノづくりを行う日本の職人気質と労働力確保と技術継承のための労働慣行は、1990年までの変化が緩やかで単純な“予測できる未来”にはフィットし、経済成長を成し遂げた。一方、変化が速く複雑な“予測できない未来”への対応力が低下し、結果、経済の…

04: 日本のイノベーションへの取り組み ~ 経済とイノベーションの停滞

前章では、日本の労働慣行がいかに高度経済成長を支えたかを見てきました。 1990年以降、新しい競争優位を継続的に確立し自己実現のための価値を提供する時代に移りゆく中、日本の経済の停滞はイノベーション投資の停滞を招き、新しい競争優位を継続的に確立…

03: 日本の労働慣行 ~ 終身雇用と年功序列がもたらしたもの

高度経済成長期に確立した日本固有のメンバーシップ制という労働慣行は、一度確立した競争優位で製品の価値を提供する時代の長期的な経済成長を支える基盤として機能しました。 “終身雇用”、”年功序列“は、その象徴といえる制度です。 本章では、日本の労働…

02: 高度経済成長から停滞へ ~ 市場・労働環境の変化から見えるもの

“東洋の奇跡”と呼ばれた日本の高度経済成長期。 1950年代から1990年代までの間、日本は急速な経済成長を遂げ、世界第2位の経済大国としてその地位を確立しました。しかし、1990年代以降は“失われた30年”と呼ばれる停滞期に突入しました。 1960年から2020まで…

01: 日本人の労働観 ~ 文化・宗教が育んだ職人気質

現代の働き方を考察する上で、その根底にある価値観、すなわち労働観を理解することは不可欠です。特に、この日本の労働観が高度経済成長と現在の経済停滞の原因の示唆を与えてくれます。 本章では、日本の“職人気質”と呼ばれる労働観を、西洋の労働観と比較…